JA高知県 越知支所管轄内 仁淀川町の千両のご紹介です。
◎お正月の縁起物
正月飾りのお花に欠かせないのが縁起物の植物。その中でも代表的なものをいくつかご紹介します。
『松』 松は一年中緑を保つ常緑樹であり寿命も長いため、不老長寿や健康を象徴する大変縁起の良い植物とされ、お正月には欠かせません。また、門松は一年の幸福を授けてくれる年神様が家に降り立つための目印として飾られます。
『千両・万両・南天』 いずれも冬に赤い実をつける植物です。千両と万両はその名前が商売繁盛・金運向上につながるとして、南天は読みが「難転」つまり「難を転じて福となす」に通ずるとしていずれも縁起の良い木とされています。
『万年青』(オモト) オモトは漢字で万年青と書くように、一年中葉が青々としている様子が繁栄や長寿を象徴し、縁起が良いとされています。また、徳川家康がオモトを持って江戸城に入城し、その後徳川の世が長く栄えた故事から、引っ越しの際オモトを持ち込むと運が開けるとされています。
『梅』 梅は早春、厳しい寒さの中で他の花に先駆けて咲くため、出世や開運の象徴とされています。
全国の花市場では上記のようなお正月の縁起物とされる花材を扱う「大市」が毎年12月に開催されています。
※今年の弊社の年末大市の日程は以下の通りです。
・松市 12/6(日) 午前8時より
・万年青市 12/9(水) 切花セリ中
・梅市 12/11(金) 切花セリ中
・千両・苔松市12/17(木) 午前8時より
◎JA高知県 越知支所の千両
お正月の縁起物花材のうち、今回は千両の産地をご紹介します。
JA高知県 越知支所管轄内の仁淀川町は高知県中北部、愛媛県との境に位置する町。
この地域の農協は合併してJA高知県になる前は「コスモス農協」という名前でした。これは越知町と仁淀川町の「コスモス祭り」が有名であったためです。5年ほど前までは越知町、仁淀川町の両方でコスモス祭りが行われていましたが、付近の道路の渋滞などを理由に、今では越知町のみで行われる小規模な催しとなっています。
四万十川と並ぶ清流・仁淀川。日本一の清流に選ばれたこともある美しい川です。秋には川沿いの紅葉が美しく、源流近くには温泉宿が集まっています。
この地域では仁淀川の澄んだ水と温暖な気候を生かして様々な農作物が栽培されています。
千両は非常にデリケートな植物。直射日光を嫌うためハウスには寒冷紗を用いて遮光をしています。
また、枝が横に垂れないように支柱を立て、ナイロンひもで上向きに誘引をしています。
撮影時(11/13)にはまだ緑色から茶色に色づきかけたばかりの千両。この後11月末には鮮やかな朱赤色に色づいていきます。
こちらは黄色の実をつける黄千両。まだ色づき始めでクリーム色です。
今年のひめじせいかの千両市は12/17木曜日!只今千両市に向けて丹精込めて栽培中です。
仁淀川町の千両をよろしくお願いいたします!!