JA上伊那のアルストロメリア 『フロリンカ』シリーズ
〇色鮮やかでどこかエキゾチックな“インカのユリ”アルストロメリア
アルストロメリアはアルストロメリア科の多年草。英名がLily of the lucas(インカのユリ)である通り、南米大陸が原産です。
18世紀半ば、スウェーデンの生物学者であるリンネが南米旅行中に種子を採取。親友・アルストレーマー男爵の名にちなんで命名されました。
年間を通して出回り、花持ちがとても良いため様々な場面で活躍するお花です。一本の茎を囲むように複数の花がつき、しおれたお花を摘んでいくことでつぼみまで咲くので非常に長い間楽しめます。
また。カラーバリエーションの豊富さと、花弁に入る細いのが特徴。様々な色がまじりあうアルストロメリアの花弁はまるで一枚の風景画のよう!斑点模様(スポット)は花粉を運ぶ昆虫を呼び寄せるための目印だと言われています。
〇JA上伊那について
JA上伊那は長野県南部に位置するJA。中央アルプスと南アルプスの2つのアルプスに囲まれ、南北に沿って天竜川が流れる「伊那谷」と呼ばれる地域です。
アルプスの山々から雪解け水と昼夜の寒暖差が大きい気候を生かし、様々な農畜産物が生産されています。長野県下有数の米どころであるのに加え、麺やパン類への加工に向いた小麦「ハナマンテン」や、そば、りんご、アスパラガス、キノコ類など、たくさんの高品質な特産物を誇る地域です。
長野県はアルストロメリアの生産量日本一を誇りますが、その中でも上伊那は県下最大の産地。JA上伊那は昭和50年代初頭、アルストロメリア苗が国内導入された当初から全国の生産を常にリードしてきました。新品種も積極的に導入していて、現在では約150品種が栽培されています。
〇アルストロメリア『フロリンカ』シリーズ
ブライズメイド:優しいピンク色とグリーンのグラデーションが軽やかです。ブライズメイドとは結婚式における花嫁の付添人のこと。
JA上伊那では、小輪、段咲き、特殊咲きタイプのアルストロメリアを『フロリンカ』シリーズとして数多くの品種を生産しています。
トレンド:鮮やかな赤色。花だけ見ると普通のアルストロメリアですが、花首の長い段咲き品種です。
スィートポテト:まさにさつまいも(sweet potato)のような落ち着いた赤紫色。ごく小輪で素朴な可愛らしさです。
ノーマルなアルストロメリアと一輪の大きさがあまり変わらないものから、指先程の大きさのごく小輪まで、様々な大きさ、咲き方のものがありますが共通するのは花粉がない点。花は一般的に受粉によって花の老化が進み、花持ちが悪くなってしまうといわれますが、『フロリンカ』シリーズのような無花粉品種は、花粉有の品種よりも長い期間お花を楽しめます。また、花粉が散ることで周りを汚す心配もありません。
ピーチェ:ピンク、グリーン、イエロー…と、一枚の花弁の中に様々な色が見えるカラフルなパステルカラーの品種です。
生産量は多くありませんが、野趣に富む華奢な草姿と花持ちの良さは花束やアレンジに透明感のある繊細さを加えてくれるほか、ご家庭ではさっといけるだけで主張しすぎないナチュラルな花活けができます。表現の幅を広げてくれる、新しいタイプのアルストロメリアです。
ダイナマイト:くすんだ赤色とブラウンの組み合わせがシック。秋冬の雰囲気づくりにあいそうな色味です。
パラディソ:どんな花とも合わせやすい爽やかな白からライトグリーンの色味です。
現在(2021/1/21)セリ場横のショーケースにてJA上伊那の『フロリンカ』シリーズを展示中。お花の大きさは写真では伝わりづらいので、ぜひ実物をご覧ください‼
アルストロメリアの花言葉は「未来へのあこがれ」、「持続」など。
1/31の愛妻の日、2/14のフラワーバレンタイン、春先の歓送迎など、花を贈るきっかけの多いこれからのシーズン。花言葉に想いを託して贈るのも素敵です。
花色豊富で、同じ色の中でも斑点模様(スポット)の有無や花の大きさ、咲き方などバリエーションが非常にたくさん存在するアルストロメリア。贈る相手のイメージにぴったりなひと花がきっと見つかりますよ。
「世界で一番花を贈る日」フラワーバレンタインについてはこちら↓
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