～新しいお祭りを広めよう!!～
〇セント・パトリックスデーとは
セント・パトリックスデー（St. Patrick’s Day）とは、3月17日に設けられたキリスト教カトリックの祭礼日の一つです。日本では「聖パトリックの祝日」「聖パトリックの日」と呼ばれることもあります。
セント・パトリックスデーはアイルランドにキリスト教を広めた聖パトリックの命日で、その功績を称え、アイルランドの伝統文化を祝うイベントです。宗教的にはイースターやクリスマスほど重要な行事ではありません。
しかし、アイルランドを始めアイルランド移民の多い国や地域ではセント・パトリックスデーの行事が盛大に開催されており、近年はアイルランドの文化を理解し楽しむ祭りとして世界各地に広がりつつあります。
アイルランドの首都であるダブリンでは、数日間に渡ってフェスティバルやパレードが行われます。かつては宗教的な色彩の濃い厳かな祝日でしたが、現在ではクリスマスやハロウィンと同様に誰でも楽しめるオープンなお祭りとなっています。
〇アイルランドでのセント・パトリックスデーの行事
セント・パトリックスデーのシンボルはシャムロック（三つ葉のクローバー）と緑色。
これは「セント・パトリックスデー」の元々の主人公とも言える守護聖人（司教）・聖パトリックさんが432年から461年に亡くなるまでの間に、アイルランドで「シャムロック（sham rock）」という「3つ葉のクローバーの一種」を用いて「人々に教えを説いた」とされる伝説や、この「シャムロック」が、「アイルランドのシンボル」であることが起源だそうです。
アイルランドがその美しい緑の風景にちなんで、「エメラルドの島」と呼ばれていることに由来しているとも言われています(歴史的な変遷があり、諸説あります)。
セント・パトリックスデーには人々は緑の服を着てテーマカラーである緑の食べ物を食べ、緑のビール（アイルランドと言えば「ギネスビール」の母国です）を飲むのが習わしです。街中に緑の旗やペインティングが施されることもあります。
また、世界中の名所がセント・パトリックスデーを祝って、緑色にライトアップされます。
ローマのコロッセオから、ニューヨークのクライスラー・ビルディング、オンタリオのナイアガラの滝などその数は300ヶ所以上にのぼります。
その中で、これまでに日本でも三重の伊勢大鳥居や神奈川の横浜マリンタワーがライトアップされました。
近い将来、姫路城もこの日に合わせて緑にライトアップされるかもしれませんね。
昨今、日本でもパレードが開催されるなど、徐々に浸透してきていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大によって、パレードをはじめとした様々なイベントが中止せざるを得ない状況になりました。
日本人はお祭りの趣旨そのものの解釈や理解よりも先にファッションやイベントの盛り上がりによって知る人が多いです。
だからこそ・・・
今年はコロナ禍での緊急事態宣言下のため、パレードや人が集まるイベントを実施しにくい状況。そこでまずは『自宅でセント・パトリックスデーをお祝いしよう』ということで、
- 緑色の服装やアクセサリーを身に着けて、インスタなどのSNSで発信しよう!!
- お部屋に何か緑の物を置いてみよう
(分かりやすいところで、クローバーの鉢物や緑のお花をお勧めします!!)
ここからスタートしてみませんか？
セント・パトリックスデーをおうち時間に取り入れて、一緒に盛り上げちゃいましょう！
セント・パトリックスデーは様々な国や地域で祝われる祭日。SNSで発信すれば、離れていても世界中の人とともにお祝いしている雰囲気を楽しめますよ☘
