全国的にも数少ない国産切花アンスリュームの産地・大勇園さまのご紹介です。
〇アンスリュームについて
アンスリュームはサトイモ科の多年草。ミズバショウやカラーの仲間です。
アンスリュームの花びらのように見える色鮮やかな部分は、実はお花を保護する苞(ほう)と呼ばれる部位。
実際のお花はこの苞から突き出すように生えている棒状の部分(肉穂花序)に密生しています。“アンスリューム(Anthurium)”という名前は「しっぽ」という語に由来しており、この細長い肉穂花序がしっぽのように見えることから名づけられました。
光沢のあるハート形の苞は存在感抜群!花持ちもとてもよく、おしゃれなインテリア感覚で楽しめます。
南国のイメージが強いアンスリュームですが、赤や緑などのトロピカルなカラーだけでなく、パステルカラーや深みのあるアンティークな色味など、様々な色の品種が存在します。また、苞と肉穂花序の色の組み合わせもバリエーション豊か。
贈る相手のイメージや、おうちのインテリアの雰囲気に合わせて様々な色や形から選べるお花です。
〇大勇園について
大勇園さまは愛知県豊橋市にてアンスリュームの生産を行っています。
鉢物のアンスリューム生産と同時に、丈の伸びる品種を中心に切花の出荷もなさっています。おじいさまの代から花きの生産を始められ、現在三代目の若き生産者さんです。
実は大勇園さまは国産アンスリューム生産の草分け。現在でも数少ない国内のアンスリューム切花生産者の中でも、最初に国産アンスリュームの生産をスタートしたパイオニアなのです。
国産アンスリュームの魅力は何といってもその鮮度とフォルムの美しさ!!
輸入のアンスリュームは省スペースによる輸送コストの削減を図るため、細長く平らな箱に入れられて出荷されます。この際、本来ステムと花序に垂直に付いているはずの苞が平たい箱に押しつぶされてしまいがち。
国産のアンスリュームではステムと花序に対して苞が垂直方向に伸びている、アンスリューム本来のシルエットを楽しめます。
〇大勇園のアンスリュームについて
現在大勇園さまからは「ルミナ」「プレビア」のチューリップ咲の2品種を中心に出荷いただいています。
夏場には苞のサイズが特に大きい「オバケ」品種も出荷予定です。
ルミナ:爽やかな白~ライトグリーンの苞とパープルの花序のコントラストが美しい品種。チューリップ咲きはチューリップの花のようなしずく型をした細長い苞が上向きに付く咲き方のこと。繊細でやさしい印象です。
プレビア:苞と花序の紫色の濃淡が落ち着いた印象の品種。なめらかな薄紫色の苞に乗る光沢は、角度によってはメタリックな質感にも見えます。
ルミナ、プレビア以外にも様々な品種を出荷いただいています。
大勇園さまでは切り前(切花を収穫する際のタイミング)を
通常→「アンティーク」→「クラシック」→「マニアック」
の4つに区分。「アンティーク」、「クラシック」と段階が進むにつれ色の深みが増し味のある色合いになっていきます。
(画像はイメージです)
最終形態の「マニアック」では肉穂花序の凹凸が浮き出た形に。
まさにマニアック、通好みでユニークな花姿です。
大勇園さまでは現在品種バリエーション充実に向けて準備中とのこと。今後レアな新品種が多数登場予定ですので乞うご期待!
3/3のひなまつり(桃の節句)、3/8の国際女性デー、3/17 聖パトリックの日、春の歓送迎など、これからの季節はお花を贈ったり飾ったりするきっかけが目白押し!。
一輪でも映える存在感あるフォルムと光沢が美しいアンスリュームは、花持ち抜群で管理も簡単。おしゃれなインテリア感覚で気軽に楽しめます。
肩肘張らずにまずは一輪から、心を込めた花贈りや花のある暮らしを始めてみませんか?
3/17 聖パトリックの日については こちら