『ほわいとマム』代表 福家 和仁様
『ほわいとマム』
四国の玄関口、香川県のほぼ中央で、高松空港に程近い場所に位置する福家(ふけ)氏の農場、「ほわいとマム」の圃場には年間を通して約9割を占める白輪菊をはじめ、色、形様々な洋菊(マム)たちを栽培されています。
福家和幸(父)様が、白輪菊の生産をメインに農園を立ち上げ、時代に合わせてスプレーマム、ディスバッドマムの生産を取り入れて現在の農園となりました。
■『ホワイトマム』名前の由来
「ほわいとマム」というネーミングは福家(父・和幸)氏や森氏の世代から長年培ったこの白輪菊での技術であったり、またそこで学んだお客様や花に対する意識と想いに、「マム」という洋菊の要素を取り入れることによって、これまでの菊=「仏花」、「お葬式の花」といった固定概念にしばられることなく、今後はもっと様々なシーンで菊が活躍できるようになればと願い名付けられました。
「ほわいと」をあえて平仮名にしているのも、和菊の少しお堅いイメージに 柔軟な発展性を見出せればという思いを込めてのことです。
■こだわり
▪土へのこだわり
科学肥料などにできるだけ頼りすぎず、有機物を有効に活用する。
ミミズ等の土中動物や微生物の力を借りて、じっくり時間をかけて土を肥やしていく。
▪大型施設
周年で品質の向上と安定出荷を実現、リースハウスを導入し大型ハウスでの栽培を継続。
四季による高温、高湿、低温、曇天などに対応し安定した品質のものを栽培。
▪収穫~出荷時のこだわり
収穫は輪菊、マムを問わず植物の体内水分量の多い朝一に行い、そして摘み採られた花はひと先ず2℃設定の冷蔵庫の中でしっかりと冷やされた抗菌剤入りの水に漬けて水揚げをし、その後に撰花作業へと移ります。
出荷の前もできるだけ冷蔵庫内で冷やしておくことで、市場や生花店さんへと運ばれる間のストレスも少しでも軽減させられるよう努力を試みています。
▪手作業へのこだわり
選別作業の最終チェックや水やりのタイミングから量の調節、農薬散布もできる限り人手で行うなど、実際に人の五感で確かめながら作業を進められるように心がけています。
■『マム』
「マム」という呼び方は菊の学名であるChrysanthemum(クリサンセマム) から由来しています。 特に日本の花業界では「洋菊」のことを指し、 和菊(小菊や葬儀に頻繁に用いられる輪菊など)と区別すべく、 一輪仕立て(通称ディスバッドマム)や多輪仕立て(スプレーマム) の洋菊のことを総称してマムと呼んでいます。
■『ほわいとマム』は特に年末はクリスマス、正月の花材として高い人気があります。
希少品種やオリジナル品種も扱っており、出荷量は限られるが他の産地にはない点が人気の理由です。
■2021年 マム作付け品種
数多ある品種の中から一部を紹介いたします。
✿『Fushicho』オリジナル品種 出荷時期:10~12月
✿『ロサーノシャルロッテ』 出荷時期:3~7月/10~12月
✿『ロサーノエリザベス』 出荷時期:3~7月
✿『ライカ』 出荷時期:3~7月/10~12月
✿『バルティカサーモン』 出荷時期:3~7月/10~12月
✿『ベルーガライム』 出荷時期:3~6月
✿『バルタザール』 出荷時期:3~4月
✿『ロレト』 出荷時期:5~7月/10~11月